カメラ遍歴

写真家は、カメラのことなど、どうでも良いと思っている。「道具じゃない、気持ちだ」なんて、ばりばりの精神論、こてこての体育会な写真スタイルを実践する人が今でもまわりにいるだろう。でもそれも案外嫌いじゃない。むしろ、写真に”情”を導入することは、日本的写真のひとつの特徴であり、ヨーロッパやアメリカのアカデミックな文脈ではまず考えられないことだから、始めて日本の写真に触れる外国人はまずそこに驚く。「え、写真って、気持ちで撮っていいんだ」と。

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